どんなに完璧な説明を組んでもどんなに身なりを清潔に飾っても相手側の虫の居所が悪ければ元も子もありません。
常識やマナーを踏まえわきまえましょう。
自分で理解してないものは相手に伝わらない。
質問されたときに回答が濁るようでは自身で行う資料集めや実績の裏づけをやっていないと思われてしまいせっかくの信頼を失いかねません。
そうならない為にも説明の内容はしっかり把握しておきましょう。
人の行動には思惑や本音が必要で主張がハッキリしないと何を目的としての説明か成果として何を求めるのか分かってもらえません。
「説明する相手はどんな人物か」
「結果を得るには何を整えるべきか」
「説明順はどうするか」
と説明が多少ぶれても修正できるようにしっかりと軸を立てて置きましょう。
内容の焦点が定まっていないまま喋ると相手には曖昧すぎて本筋がみえません。
わけがわからないままになります。
付け焼刃な対応なのでドン引きされるのが目に見えますね。
せめて笑ってもらえる様にしたい所です。
物事の説明する順序がメチャクチャだと集中して聞いてもらえません。
「真ん中に猫でその下に犬です」
「一番上ににわとりが乗り」
「一番下がロバになります」
と説明するのと
にわとり→猫→犬→ロバと説明するのではイメージのしやすさががぜん違います。
関係性や時間の経過など法則性を取り入れてイメージしやすい説明にしてください。
説明内容を把握してても例が的外れだったり談話が外れたりしてしまうと相手は困惑してしまいます。
内容の把握だけではなくポイントの強調やイメージの使用を聞き手の反応を読み解き効果的に機能させましょう。
説明に難しい言葉が入ると聞く側は一瞬思考が途絶えてしまいます。
それが続く事はストレスとなりよい結果を生みません。
難解な単語は自身を賢く捉えてもらえるものですが相手が小学生でも分かるような言葉を心がけて取り組みましょう。
口調を相手に合わせる。
父親のように力強く説得したり母親のように優しく問い掛けてみたり教師のように淡々と事を進めてみる。
日頃から会話を繰り返し特徴を観察しておきましょう。
相手のペースを把握する事。
相手が早口ならあえてゆっくりじっくり話してみたりスローペースなら矢継早に畳み掛けてみたり。
逆にペースを合わせて意気投合とか。
こちらも相手の観察が大事ですね。
説明を受ける際に聞き手の興味は自分に直接的な関係性の話でないと惹かれにくい。
ですから相手の名前を呼びかけながら説明をこなしましょう。
聞き手は自身に利害の関係がある話だと真剣に聞いて利得があるかを判断していきます。
メリットを話すタイミングで集中してもらえる時間を伸ばすことが可能です。
聞き手が話し手に関心がない様子なら話し手は聞き手に質問や談話をし私はあなたに興味がありますよ関心を持っていますよという趣旨を間接的に伝えることで聞き手の関心を自分に向けることが可能なようです。
人は自分の話題になると耳を傾ける傾向があります。
どうしても聞いてもらいたい時は相手を中心に説明しましょう。
長く説明を聞いているとあきてきます。
聞き手というのは飽きやすいです。
飽きられない工夫をしましょう。
気が散る環境での説明は不利です。
大事なところで騒音が入ってしまったり相手の言葉が聞き取れなかったりとあまり良いことがありません。
落ち着ける環境をセッティングしましょう。
ただの言葉での説明だけより聞いている方は冒頭に絵や図形や表を出しながらのほうがイメージしやすく結果につながりやすいです。
便利な世の中なので資料を出しながら喋れますが間違ったタイミングで出してしまったり自分が資料に食い入ったまま話したりずっと出しっぱなしのままだと肝心の説明内容より表示された資料に相手の意識がいってしまって失敗しかねません。
しばらく見せたらきちんと消しましょう。
数字と言うものは聞き手からすると分かりにくく感じます。
あまり多用すると嫌味になったり捕らえ辛くなる事があります。
でも丁寧に解説できれば具体的なデータである以上相手からは信頼感や説得力がある下調べをしっかりしている等の有効的な付加価値をもたらしてくれます。
難点は覚えずらい事ですから日頃から声に出して覚えましょう。
信頼を得るためにはメリットを話す際にデメリットの開示があげられます。
損得の両方を話す時は利点をイーブンにして結果をプラスにするようにしましょう。
一文を濁点(、)で繋げすぎてあからさまに長くするといくら内容が良くても聞き手はストレスを感じます。
一文を短くし文章を接続詞で繋げる。
これを意識するだけでも飛躍的に向上しますので是非にどうぞ。